パートナーに浮気や不倫をされた場合、離婚も視野に入れた上での対応が求められるわけですが、その際、問題になるのは慰謝料に関してではないかと思います。
また、慰謝料を請求するにあたり、おおよその相場を把握しておくことも重要になってきますし、その計算方法を知っておくことも大切になってきますよね?
そこで今回は、「浮気・不倫慰謝料の相場の計算方法とは?」というテーマでお送りさせていただきましょう!
浮気・不倫慰謝料の相場は?
まず、浮気・不倫慰謝料の相場に関してですが、一般的には50万~300万程度とされています。
基本的な話として浮気や不倫に関する慰謝料の額はその後の対応次第で変わってくるケースが大半で、いくつか例を挙げると浮気が判明した後、離婚せずに婚姻生活を継続する場合には50万~100万、別居に至った場合が100万~200万、離婚に至れば、200万から300万といった具合ですね。
つまり、浮気によって生じた損害の程度により、金額も変わってくるという見方で問題は無いと思います。
その後の婚姻生活に問題が無いようなら金額も少なくなりますし、関係が破綻するような事態になれば、金額も膨大になるという解釈でいいでしょう!
相場の計算方法について
相場の計算方法についてですが、正確には定められていないものの、基本的には以下の式で算出されると言われています。
[基本慰謝料(100万円)+相手の年収(3%)×離婚慰謝料(100万円)]×婚姻年数×有責度×調整係数
という感じになるのですが、いくつかの項目に補足説明をさせていただくと
婚姻年数
「婚姻年数」は一見関係がないようにも思えますが、慰謝料の話になった時、結婚してからの年数も金額に関わってきますので、婚姻年数が長ければ長いほど、金額も大きくなってくる傾向にありますね。
有責度
それから、「有責度」というのは言葉が示す通りで、当事者の間で責任がどちらにあるのか、また、どの程度あるのかを示していて、相手だけに責任がある場合には最も大きな数値である1.0となり、自分の側に責任があるかどうかでも0.2~0.9までの数値に変動する可能性がありますので、万が一、自分に責任があるとみなされれば、減額されることがあるのも覚えておいてください!
補足説明として、自分も浮気をしていたというような事態になれば、数値は0となり、有責度による金額の変動は見込めなくなりますので、可能性としては低いですが、このことも是非、頭に入れておいていただければと思います。
調整係数
最後に「調整係数」に関してですが、調整係数というのは離婚した後の生活レベル、つまり、離婚後に一人で生活できる能力の有無を示す項目で、一人でも生活できるレベルであれば、0.7と少ない数値となり、一人での生活が厳しい、もしくは不可能と判断される場合は1.3と大きめの数字になります。
調整係数は基本、0.7~1.3で算出されると言われており、生活レベルが低ければ低いほど、金額も増額されていくという仕組みになっているのですね!
ただ、注意点として覚えておいていただきたいのはこれらの計算式はあくまでも目安に過ぎないため、必ずしも計算通りの金額が得られるわけではありません!
前述の通り、正確に定められているわけではありませんので、裁判でどのように判断されるかによって変わってくることでもありますから、あくまでも参考程度に留めておいた方がいいでしょう!
以上、「浮気・不倫慰謝料の相場の計算方法とは?」についてでした。
浮気や不倫の慰謝料というのは、精神的苦痛に対する賠償という意味合いを持つため、正確に測ることが難しい面を多々含みますから、正確な金額を事前に予測するのは困難と言わざるを得ないというのが実際のところでもあるのではないでしょうか?
しかし、どのような計算式の下に算出されているのかがわかれば、大よそとはいえ、予想することは不可能でもありませんので、自分の置かれている状況や得られる金額が多いのか少ないのか等を知るための方法の一つとして、今回ご紹介した計算式を役立てていただければ幸いです。
何よりも計算式自体がわからないとどのようにして慰謝料が算出されているかも不透明なままで終わってしまいますので、納得いかない部分も出てくるでしょうから、納得いく形で慰謝料を得るためにも覚えておいていただければと思いますよ!
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