探偵所と興信所はどちらも調査をするという点で類似点も多いところがありますので、両者の違いがわかりにくいという方も多いのではないでしょうか?
探偵については広く知られていますが、興信所についてはそれほど詳しくないという方も多いですよね!
そこで、今回は探偵所と興信所の違いについてご紹介させていただきたいと思います!
探偵所と興信所の違いについて
まず前述の通り、探偵所と興信所は共に調査を行う点で違いはありません。
よって、違いがあるとすればその調査形式そのものにあると言って間違いはないでしょう。
探偵はその存在が広まっていく前から個人を相手に行うことが多かった歴史があり、原則として相手に知られずに行うことがほとんどです。
一方、興信所についてですが、興信所は設立当初より企業を相手に調査を行うことが多く、個人よりも企業相手の調査が大半でした。
なので、対象が異なるという時点ですでに違いはあるのですが、もう一点、大きな違いとして探偵が相手に悟られずに調査を進めていくのに対し、興信所が調査を行う場合、調査の対象となる相手に身分を明かした上で調査する形になりますので、どうしても調査対象の深い部分に関してはわからないことが多くなります。
その意味では探偵の方が優れているようにも思えますが、一概にそう言えたものでもなく、元々、興信所が企業相手に調査を行っていたことや現在も企業間の信頼を確立するための信用調査等を中心としていることなどを踏まえるとそれぞれ得意分野は異なるものであることがお分かり頂けるのではないでしょうか?
探偵所と興信所の現状について
前述の通り、探偵所と興信所はそれぞれ得意分野としている部分が異なるのですが、現在では双方ともにお互いの分野の仕事を総合的な業務として行っているケースが多いことから、探偵所・興信所共に大きな違いは無くなってきています。
とはいえ、それぞれが得意とする分野については変わってきていないため、個人相手の調査であれば探偵が、企業などの調査に関しては興信所が一歩リードしている状況にも特別な変化はありません。
なので、専門性が増せば増すほど、依頼するのに適しているところは明確だと言えますね!
日本では調査を行うのに特別な免許は存在していない?
あまり知られていないことですが、日本では調査を行うために必要な資格や免許は存在していません。
その為、極端な話、誰にでも可能な仕事とも言えるわけですが、探偵法ができたことで開業の届け出が必要となり、誰にでもできるとは言えなくなったわけです。
しかし、こうした現状があるからこそ探偵でも興信所の業務が可能となっていますし、逆に興信所が探偵の仕事を行う、いわば総合的な職業となっているとも言えるでしょう。
この2つの職業が混同して捉えられるようになった背景にはこうした事情も介在しているのですね。
元来、全く異なる役割を持って生まれた職業ですが、時代の移り変わりとともに変化が生じているということに違いはなく、それは決して悪いことではないものの、専門性という点においては互いの特色を薄れさせてしまう結果にも繋がってしまっているのです。
以上、探偵所と興信所の違いについてでした。
今でこそ探偵所と興信所の間にそれほどの違いは無くなりましたが、ルーツを辿れば元が違っていたこともわかりますし、主な取引相手が異なっていたこともご紹介した通りです。
それでもそれぞれが違う調査業であった事を踏まえると時代の流れと共に統合されつつある現状は便利さを追求した結果なのかもしれませんが、一抹の寂しさも感じてしまいますね。
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